2012/11/25 更新
いけばな池坊550年祭は、11月の七夕会花展を以て終了しました。
いけばな池坊550年祭
特別展 旧七夕会全国華道展
いけばな池坊550年祭の、最後を飾る旧七夕会花展が錦秋の京都池坊道場
本館・WEST18・高島屋を会場に開催されました。
今回の特別展の目玉は、なんといっても秀吉がおなりの際に前田利家邸に
初代専好によりたてられた、伝説の大砂物の復元です。
これまでの大砂物は、もっぱら雄大さに注目されていましたが、今回は紅
葉等の色物や竹を使ったりされて、繊細かつ華麗・美しく、綺麗というの
がピッタリの作品でした。
制作を担当された松永先生いわく、「二株生けは、男と女だから」と、お
っしゃられていました。
いけばな池坊550年祭
いけばなの根源 池坊展
2012.9.12~17 東京日本橋三越において池坊550年祭、東京展が開催
されました。
いけばなの夜明け 『未来へ続く花』と位置づけた今回の花展は、自由花、
新風体にポイントを置き、会場は、自由花および生花・立花の新風体で統
一され、遊心・学生席をプラスした華やかな構成となっていました。
池坊550年祭 特別展
2012.5.31~6.5 東京日本橋高島屋において池坊550年祭 特別展が開催
されました。
[第一部 夜明け】【第二部 世界を生ける、そして未来へ】から構成され
一部には、豊臣秀吉を魅了した伝説の花「旧前田邸の大砂物」や50点の
歴史的資料が特別展示され、第二部には世界の花、これからの花が出瓶され
ました。
6/3(土)には、美智子さまもおいでになられました。
特別展の映像につきましては、プライバシーおよび著作権の保護に考慮し、
イメージが伝わる程度にさせていただきました。 特に
第一部には、時代をさかのぼる形に現代から室町までの花がたくさん 出瓶
されました。
2012.4.13~16 京都池坊会館・WEST18・家元道場・京都文化博物館
高島屋京都店で中研祭が開催されました。
今年は、池坊550年祭ということもあり六角堂境内に講師・研究員による
自由化の超大作が飾られ夜間ライトアップがされたり、ゼミの方たちの出瓶も
あり私たち古典立花組は家元近くの京都文化博物館に追い出される格好になり
ましたが、そのおかげで280畳の大広間に古典立花だけが展示されるという
江戸時代の花会を彷彿とさせる貴重な体験をすることができました。
左の立花は二代専好が寛永11年(1634年)5月4日仙洞御所で、翌日の端午の節句のために立てたものの絵図に従って制作しました。
専応口伝に「端午 竹、菖蒲、石竹」とあり、竹と花菖蒲の「二つ真」のように拵えられているのが大きな特色です。
直真の左体(逆勝手)で、真の竹の葉の靡きと流枝の松の流れる枝の対照によって、空間をはっきりととらえ中間にバランスよく彩りを配置しています。
2012.3.7~12 新宿高島屋で都連展が開催されました。
2012.2.18~19 小金井市民交流センターB1ギャラリーで
支部創立25周年記念展が行われました。
平成24年(池坊550年祭)行事日程抜粋
池坊550年祭(旧七夕会) 23年11月9日(水)~ 14日(月) 京都・池坊会館ほか
支部25周年記念花展 平成24年2月17日(金)~ 19日(日) 小金井市民交流センタ
池坊東京連合支部花展 3月 7日(水)~ 12日(月) 新宿高島屋
550年祭記念池坊中央学院際 4月13日(金)~ 16日(月) 京都・池坊会館ほか
550年祭東京特別花展 5月31日(木)~6月 5日(火) 東京・日本橋高島屋
池坊全国大会・550年祭特別 6月 6日(水) 東京国際フォーラム
東京花展 9月12日(水)~ 17日(月祝) 東京日本橋三越本店
550年祭特別展(旧七夕会) 11月14日(水)~ 19日(月) 京都・京都高島屋
11月16日(金)~ 19日(月) 京都・池坊会館ほか
池坊東京連合支部花展 平成25年1月12日(土)~22日(火) 東京・上野都美術館
池坊は今年、文献で確認できているだけで550年を迎えました。
1462年京都、東福寺の禅僧、雲泉太極の日記『碧山日録』の2月25日条に、当時の家元・池坊専慶が「金瓶に数十枝の花を挿したところ、洛中の好事者が競って見学した」とあります。これが生け花が、初めて文献に現れたもので、こんにちまで550年間、池坊は、時代にあわせた花を生け続けてきました。
聖徳太子の信任あつかった、小野妹子が京都中心部の紫雲山頂法寺(現在の池坊のある通称六角堂)当時の池のほとりの坊に入り、太子の遺影に花を手向けたであろうとおもわれているところから、約1400年 その中の550年祭が、昨年11月の七夕会から、今年11月の七夕会まで、大々的に行われました。
2012/11/25